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2012年08月04日

電子蜃気楼



好きだと言う
君の声が聞きたくて
僕はとりとめのない話を
四角い電子機器に向かって
必死に話す
君はただ
ケラケラ笑うだけ

笑う君の
闇には気付かずに

僕は僕を必死だった

笑う君の
向こう側

君は
それでも
僕を笑ってくれた


僕は僕しか
見えてなくて

僕は君ほど汚れてなく
君は僕ほど清らかではなかった


電子機器は
そんな事はお構い無しに
君の本当を
電子音に変えて
僕はそれを
使いこなせてるつもりでいて

君の本当の声が
どんなんだか
わからなくなってた。

作り上げられた
イメージの君に
僕は夢中になってた。



肝心な時に
電子機器はフリーズし
僕を試す

君はいつだって
君を
発信していたのに。


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Posted by 痛 風子 at 00:50 │るらら